三重県立津西高等学校連携

令和5年連携活動の報告

第57回高虎楽座

2022年の活動

丸之内商店街Bグループ

丸之内商店街の活性化をテーマに選んだ4名のグループです。
1日限りで集客を伴うイベントを行ったのはこのグループで、3つのグループのなかでは一番苦労したグループだと思います。

当初、野菜の直売やフリーマーケットなどいろいろなイベント案を考えていましたが、グループ内で話し合いバルーンを使ったアートや遊びに的を絞ったようです。
他のグループとも協力しながらイベントの成功を誓い合ったわけですが、開催までの道のりは平坦なものではなく、いくつもの困難が待ち受けていました。
山あり谷ありの目まぐるしい準備期間を乗り越え実現までこぎつけ、イベント当日はスタッフ一同子供たちとともに、皆笑顔で楽しく一緒に遊ぶことができ、大きなトラブルもなく無事終了できたことには感謝いたします。

丸之内商店街Aグループ

『アートで丸之内商店街を盛りあげよう!』をテーマに始まった3名のグループ
一番新型コロナの影響を受け、方針転換を余儀なくされたグループかもしれません。

当初、海岸のゴミを拾って「ゴミアート」を作成して商店街に飾る計画をしていました。幼稚園児に貝殻などに絵付けしてもらい、それをアート作品にして飾る。
ゴミを減らす環境問題、アートで集客の商店街活性化のふたつの狙いをもった計画ですが、「ゴミを集める」「絵付けしてもらう」「作品を作成する」などひとつひとつの作業が自由に動けない新型コロナの影響を受けて実現が困難になりました。

そこで「商店街活性化へのカギを探る」ことに変更して商店街をPRするパンフレットを作成することにしました。
まず商店街に行く機会が少ない津西高生に、商店街に興味をもち訪れてもらいたいと全生徒に配りました。
11/14のイベントにあわせて近隣の幼稚園や保育園にも配ってもらいました。
商店街のPRツールにと、合計5000部を作成しました。

得意分野のアートを活かしてイベントの告知ポスターも作ってもらいました。
イベント告知ポスター
三つ折りパンフレット
三つ折りパンフレット(外)
三つ折りパンフレット(内)

大門商店街チーム

津市大門大通り商店街振興組合の活性化をテーマにして研究を始めた4名のグループ

中間発表(7/12)ではアーケードがなくなり車を通すかどうかの検討している、今の状態を活かした集客、活性化の方法を検討しました。
●スプレーアート、シャッターアート、足跡マーク、
●バルーンアート、リボン、花を使う
●顔出しパネル、インスタ映えスポットつくり 
●地元園児の作った作品を飾る  などを考え、
夏休みに商店街を訪ねて意見交換会を開いて
保育園の園児さんが作った作品を商店街に飾る案を軸に考えていくこととなりました。

近くのつまちなか保育園を訪ねて作品づくりへの協力をお願いし、ご了解をいただきました。

11月14日から園児が作ったハンカチを『幸せの黄色いハンカチ』と名付け、商店街の9店舗に展示させていただきました。12月3日まで展示予定です。

令和3年の活動

三重県立津西高校2年生が小グループに分かれ「総合的な探求の時間」において「地域をテーマにした課題研究」に取り組んでいます。
今年は3つのグループが中心市街地商店街の活性化をテーマとして取り上げ研究してくれました。
8月、9月と新型コロナウイルス感染拡大によって、学校生活もままならない状態になりながらも探求心は変わらず、
11月14日(日)研究した課題解決案を実践するイベントを開催しました。
商店街間の回遊効果も期待して3グループが合同で同じ日をスタートにしてイベントを考えました。

商店街イベント開催!

協定書締結について①

令和3年1月21日(木)三重県立津西高等学校との連携・協力に関する協定書締結式を行いました。
ここに至るきっかけとなった4名の高校生の活躍をレポートします。

津西高等学校の2年生は「総合的な探求の時間」において「地域をテーマにした課題研究」に取り組んでおり、小グループごとに様々な課題を設定し、研究し、できれば解決策を提案するところまで考えるもので、実際に現地に赴き、現状取材や質問を行うことを通じて自主性や思考力強化なども同時に育成し、社会やまちの大人とかかわりを持ち、視野を広げるなどいろいろなねらいがある。
今年の課題研究において、ひとつのグループが
『丸之内再復興計画~津市をもっとアクティブに!!~』
をテーマとして取り上げ、取材や研究を重ね中間発表で3つのプランを提示した。
①こどもたちに絵をかいてもらう
②シャッターの絵を新しくする
③フリーマーケット

協定書締結について②

商店街としては、日頃商店街に足を運ばない高校生が、いろいろな提案をし、実践することにより、新しい風を吹き込み、新たな客層を創造することにつながることであり、折しも丸之内商店街が実施していた『GoTo商店街』事業のねらいとも合致し、期間中に提案のひとつ、①案の「こどもたちに絵をかいてもらう」を共に実行することになった。
幼稚園や保育園の園児さんが描いた絵を飾りご家族が見に来ることを狙った企画で、実施の大半を高校生4名にお任せした。
まずは絵を集めることから、
高校の近くにある津西幼稚園に考えた企画を説明して協力をお願いし、園にある絵をお借りしたいと話したところクラスで新たにクリスマスをテーマにした絵を描いてくれることになり、その数88枚。一同感激!
次は絵の展示、
当初は15~20枚の絵をお店にお願いして展示してもらうつもりが、88枚ともなると・・・(うれしい悲鳴)
考えた結果88枚を全部展示し、いつでも見られるように外のアーケード柱に1枚ずつ貼り出すこととした。外だけに雨風とイタズラ防止で原画をコピーし、ラミネート加工して柱に貼り付けた。黙々と作業をして完成までがんばった生徒さん、お疲れ様。

協定書締結について③

津西幼稚園の園児さんたちが描いた88枚の絵は12月6日(日)~27日(日)の間飾られ、年末の商店街を彩りほのぼのとした空気を醸し出しました。

こうして4人の勇者の挑戦は終わりですが、最終発表で『1回だけでは効果はないかもしれないが、少しずつ進めていくことで効果が表れる』と締めくくりました。
彼らの丸之内再復興計画は一歩歩み始めたところです。二歩目は彼らの後輩に委ねられます。
マスク外して記念写真